メンタリングの大切さ

ポール真弓(セカンドレベル総主事)

 私たちクリスチャンは、キリストのうちにある者として新しく造られた者です。神様が一人一人に尊い導きを与えてくださり、様々な救いへの道のりを経て、キリストと共に生きる人生へ導かれたことを賛美します!集団意識が強い日本人が救いに導かれる際、愛に満ちた交わりや教会、コミュニティーの中で、生きた証人であるクリスチャン達と出会い、「私もみんなのような人になりたい」「みんなの家族の仲間入りをしたい」という思いを持ってキリストと出会っていく人たちは少なくありません。「キリストの体」という共同体は、神の御国の広がりを考える時にも、また個々の信仰について考える時にも必要不可欠なものです。けれども同時に、神様との関係は個人的なものであることも忘れてはいけません。

あなたがたは、このように主キリスト・イエスを受け入れたのですから、彼にあって歩みなさい。 キリストの中に根ざし、また建てられ、また、教えられたとおり信仰を堅くし、あふれるばかり感謝しなさい。」コロサイ2章6−7節
 神様は、私たちがキリストに信頼し、信仰に堅く立って歩んでいくことを願っておられます。私たちが霊的に成熟していく過程において、「メンタリング」はとても効果的なアプローチです。メンタリングという言葉は聖書に見られませんが、聖書に出てくる登場人物たちの中でも、モーセとジョシュア、ナオミとルツ、パウロとテモテ、イエス様とペテロ、ヤコブ、ヨハネなどの関係を思い浮かべることができます。
 キリストの弟子として成長し、さらなる弟子を育てていくことにビジョンを持つセカンドレベル・ミニストリーは、メンタリングを「メンターが、個人的な関係を通して、メンティーに寄り添い、祈りとともに意図的に導き、霊的成長を助けるプロセス」と捉えています。マタイ28章18-20節(大宣教命令)や第二テモテ2章2節にある「教える力のある忠実な者たちにゆだねていく」ようにとの教えを、霊的成長のため効果的であるメンター制度を一つの手段として用いています。
定義内の一語一語、大切な意味を持っています。
「メンターがメンティーを」導くこと:メンターのニーズを満たすための時間ではありません。結果的にどちら側の成長にもつながりますが、メンタリングの本来の目的は、被育成者の成長のためにあるものです。
「個人的な関係を通して」:メンタリングは、講義や演説を聞くような受け身の姿勢ではなく、個人的な対話を通して行われるものです。心を割って対話がなされるには、一対一が最善です。また、生き様を通して模範となっていくことも大切な要素です。
「祈りとともに意図的に」:人の霊的成長は、主によってもたらされます(第一コリント3章6−7節)。祈りと共に、意図的に相手を導きます。目的を持って、またその目的を果たすために具体的にするべき御心を発見するために時間を使います。
「寄り添い」:メンタリングは、一回きりのミーティングではなく、一生続く聖化の過程で必要な霊的課題を取り扱い、相手と共に歩むことです。与えられた期間、 相手と共に寄り添って歩みます。
「霊的成長を助けるプロセス」:メンティーは様々な課題を生活の中で抱えているでしょうが、問題解決の時間ではなく、それらの状況を通して神がどう働かれ、信仰を持って対処するにはどうするか等、霊的な部分の問題を取り扱う時間です。霊的な変化、キリストの似姿に変えられて行く変化を促す機会です。
2018年メンターシップ・カンファレンス大阪が、6月15−16日に開催されました。「Together」というテーマのもと、エペソ4章12節から「聖徒たちを整えて奉仕の働きをさせ、キリストのからだを建て上げる」ことについて共に考える時となりました。一クリスチャンとして自分自身が成長していくこと、また他の誰かの霊的成長を支えるためにトレーニングを求めている者たちが集まって、互いに学びあいました。メッセージは、教会形成において弟子造りとメンタリングを実践されておられる桃井亮先生にとりついで頂き、愛の実践が弟子造りに直結していること、相手を信頼して仕えていくこと、意図的にキリストの弟子を育てる者を育てる環境を作っていくこと、などのチャレンジが与えられました。

ロールプレイやアクティブリスニングについて実体験ができるプログラムを通して、参加者には様々な発見と学びがありました。相手に聴くことはもちろん、メンターとして神に聴き、また相手と共に神に聴くことを実際にどのように行うのか探ることができました。体験によって得られる確信を通して、クリスチャンとしてさらなるキリストの弟子をつくる召しを受け取り、各地へと戻っていかれました。
2019年も関西圏でこのようなトレーニングのカンファレンスを開催したいと願っています。
セカンドレベル・ミニストリーについては、こちらから。
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