萎えそうなときの祈り

 

中村佐知(キリスト教書翻訳者、JCFN理事)

 

今から5年前の秋のことです。あの年も日本に台風が来て(毎年のことですが)、各地に大きな被害を与えました。しかし台風が通り過ぎた翌日は、見事な青空が広がりました。フェイスブックには美しい青空の写真がいくつも上げられていました。

抜けるような青空に息をのみつつも、私は重苦しさを覚えずにはおれませんでした。

「天のお父様、いくら台風一過の青空が美しいからといって、これだけ多くの被害を出し、人の命も失われたことを思うと、素直に感動することはできません。この世の中には、良いこと、美しいこともたくさんありますが、残酷で悲惨なこともたくさんあります。『すべての真実なこと、すべての誉れあること、すべての正しいこと、すべての清いこと、すべての愛すべきこと、すべての評判の良いこと、そのほか徳と言われること、称賛に値すること』に目を留めようとしても、それらのことが小さく見えてしまうくらい、世の中には悲惨なことがたくさん起こっているではないですか。いくら良いことを見つけてそのことについて感謝しても、悲惨なことのあまりの悲惨さに、私の心は萎えそうになるときがあるのです。」

すると、忍耐と憐れみに満ちた優しい御父は、このように私に語ってくださいました。

「……最終的には、わたしはすべてのことを回復させ、正すのです。今の世の中で、あなたがあちらこちらに見ることのできる良いことや美しいことは、断片的で、ささやかで、焼け石に水のように思えるかもしれませんが、それは、あなたがたが希望を失わないようにわたしが与えている、来るべき日の前味です。どうせ長続きはしない、どうせほんのわずかのことでしかないと疑心暗鬼にならず、わたしを信じなさい。あなたがたがイエスから学び、受け、聞き、また見たことを実行しなさい。そうすれば、わたしの平安があなたがたとともにあります。あなたがたは、世にあっては患難があります。しかし、勇敢でありなさい。イエスはすでに世に勝ったのです……」

スポーツミニストリーのこと

こんにちは、竹沢めぐみです!
 
じゃん!

 
 
いよいよ来年はラグビーW杯、そして2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開催されますね!
 
今日はJCFNブログを通して、ec17のひとつのワークショップにもあった「スポーツミニストリー」についてお分かちしたいと思います!
 
私の父は高校の体育の教師で、サッカーが専門で、ずっとサッカー部の顧問をしていました。(定年を迎えた今は、高校ではなく、大学で女子サッカーチームを作っています)
私も幼少の頃から水泳やサッカー教室に行ったり、部活はいつも運動部で、私にとってスポーツはいつも身近なもので、大切なものとして育ちました。
 
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教会にスポーツがあるなんて思ってもいませんでしたが、私が通う国分寺バプテスト教会にはスポーツミニストリーがあり、私も教会のソフトボールチームに入れてもらい、スポーツをしていました。
 
教会のチーム対抗でソフトボールをしたときのこと。
ソフトボール経験の無い私は、内野を守っていても早いボールに対応できず、結局いつも外野手にボールを取ってもらう始末。
 
情けなくなり、私は「ごめん!」と言うと、その人は私を責めるでもなく「オッケー、気にするな!」と声をかけてくれたのです。
 
ミスそのものが、罪というわけではありませんが、そのときに感じた情けなさや恥ずかしさを、その人の言葉でカバーしてもらっていると感じた瞬間、「愛は多くの罪を覆う」という聖書の言葉が、フィールド上で実現されていると感じ、フィールドがふわっと輝いたことを今でも覚えています。
 
 
聖書の言葉をフィールド上で体験することは、神さまをほめたたえ、礼拝することだ!!
 
 
私はスポーツでミニストリーをすることに対して、そう考えるようになりました。
この経験は、今でも私のスポーツミニストリーのモチベーションになっています。
 
 
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スポーツミニストリーはとっても幅広く、老若男女問わず、また自分がスポーツをする、しないに関わらず、どなたでも関わることができます。
 
ここで、今の日本でスポーツミニストリーがどんな取り組みをしているのかご紹介していきましょう。
 
・チャーチスポーツ
教会が主体となって、スポーツをする場を提供します。多摩地区では、3つの教会が協力して、礼拝後にスポーツをしています。また、年に数回、教会対抗のバスケットボールの試合が開催されたり、日韓の教会が交わる卓球大会も行われています。
 
 
・アスリート支援
アスリートは、トップを目指すほど大きなプレッシャーがかかり、過酷なトレーニングを積み重ねなければなりません。勝てばメディアが騒ぎ立て、負ければバッシングを受けることもあります。表面上では華やかに見える裏側で、ひとり孤独と戦っています。また、クリスチャンアスリートは、教会生活と競技者生活の両立に難しさを覚えています。そのため、心の拠り所・支え、祈り、みことばによる霊的な養いが必要です。勝っても負けても神さまの目には変わらない価値がある、その神さまのメッセージをもってアスリートたちを精神的・霊的にサポートするのも、アスリート支援のひとつです。
 
 
・クラブチーム
本郷台キリスト教会のように、クラブチームを持っている教会もあります。本格的にスポーツをやりたい子どもや青年の、スポーツ生活と教会生活の両立を実現しています。クラブチームで礼拝もし、共に祈り合うことでみことばに従い、仕える生き方をスポーツで実現しています。
 
 
・メガイベント
2019年に日本で行われるラグビーW杯、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに関わることには、多くの伝道の可能性があります。キリスト教関係のトラクトを配布したり、ホームステイ受け入れ、ボランティアをする中で、クリスチャンとしての姿勢を表現する機会もあるでしょう。
 
 
他にも、「フェスティバル」というスポーツの要素を取り入れたレクリエーションを通して、地域に開かれた場を提供することもあります。
 
 
このように、さまざまな形でスポーツミニストリーが行われています。
 
 
スポーツでミニストリーをすることは、「生きる」を分かち合うことです。
目指すところに向かって本気で練習して技術を磨く、できないことができるようになる、練習の成果を発揮し、精一杯試合に挑む…スポーツに嘘やごまかしは通用しません。
 
チーム競技であれば、自分勝手なやり方ではなく、どうしたらチームメイトを活かし、自分も活きるのかを考えなければなりません。そして仲間を信頼することを通して、隣人を愛し、共に生きることを問われます。
 
 
スポーツをしようとすればするほど、それぞれの生き方が問われ、イエスさまの十字架と復活の愛を深く知ることへと繋がるのです。
 
 
スポーツで人が成長する、スポーツには価値がある、神さまが与えてくださった心と身体を精一杯用いて、スポーツミニストリーをしていきたいと思います。
 
興味のある方は、ぜひ一緒にやりましょう!

今スモールグループが熱い!梯弘実さんにインタビュー!

こんにちは、めぐみっくすです!

 

まず 、関西地域の豪雨被害、北海道の地震に心痛めつつ、一日も早く日常生活へと戻れるよう、お祈りしています。

 

さて今日はJCFNの働きの一つ、スモールグループ(以下SG)について、JCFN協力主事で、東京バプテスト教会(以下TBC)でスモールグループコーディネーターとしても働かれる梯弘実さんにインタビューをしたことを記事にしました!

 

弘実ちゃんを知っている人は声が聞こえて来そうなインタビュー、レッツゴー!

 

 

めぐみっくす:

SGって、何をするところ?

 

弘実:

一週間の間、平日に集まって、聖書の学びを共にしながら、お互いのために祈るところだよ!

 

めぐみっくす:

なるほど。そのSGが、なぜ帰国者ミニストリーにおいて大切なの?

 

弘実:

SGは、帰国者が抱える特有の心の悩み、礼拝だけでは話しきれないことを分かち合い、じっくり相談できるところでもあるの。特に通っている教会に同世代や帰国者がいない場合、このような場はとっても貴重なんだよ。

そしてSGにはいろいろな教会から集まるので、教会の情報交換をしたり、その教会の雰囲気を直接聞けたりするので、まだ教会が見つかってない帰国者が教会につながるきっかけにもなるの。

あとね、帰国者の特徴のひとつに「交わりを通して教会につながる」というケースが多いのも事実。

例えば…

「お家に招かれて食事をしたことがきっかけで、教会に誘われて行くようになった」

「留学先の大学で、友人にバイブルスタディーグループに誘われ、教会にも行くようになった」

とか。

このようなことがきっかけで、海外で教会に行く経験をした帰国者にとって、交わりはとっても大切なところなの。

 

SGは、More than 学びだよ!!!

 

めぐみっくす:

そういえば私もそうだったかも!

おいしい食事と交わりからスタートして、クリスチャンと知り合いになって、教会に行ってみようって思ったなぁ。

ただ学びをするだけの場じゃなくて、人が出会って繋がる大切な場なんだね。

「SGは、More than 学び!!!」という名言が出たところで…

弘実ちゃんはなぜスモールグループコーディネーターをやっているのですか?

 

弘実:

一番は、人をケアすることにパッションがあるからかなぁ。

TBCのように大きい教会だと、全員をフォローアップするのが難しいの。でも、小さいグループにしたら一人一人をケアできるでしょ。どうやったら人をケアできるか、ということを考えたら、SGコーディネーターだったよ。

帰国者は日本全国にいるから、全ての人をJCFNがフォローアップするのは現実的に難しいの。なので、今あるJCFNのひとつひとつのSGは、いろいろな地域のプチJCFNオフィスのような役割をしてくれてるよ。

 

めぐみっくす:

人をケアする弘実ちゃんのパッションが、ひとつひとつのSGを生かし、励ましているんですね。

地域に信頼できるリーダーたちがいることは、JCFNのミニストリーが進む上で、とってとても大切なことなんだね。

では最後に聞きます。SGにこれから期待すること、ビジョンはどんなことですか?

 

弘実:
ひとつひとつのグループが成長して育って、株分けされ、新しいグループが始まることかなぁ。

日本全国、どこに帰ってもJCFNのSGがある!!!という状態で帰国者を迎えたいです。

 

めぐみっくす:

ありがとうございました!

帰国者が帰ってきて不安に思っていることを分かち合えたり、教会の情報、その教会に通う生の声が聞けるSGは貴重なところですね。

 

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以下、SGに関するお知らせです。

ぜひお近くのSGを知って加わったり、まだSGがない地域にお住いの方は、新しく始めたりしてくださいね!

 

【SG情報】

関東にどんなSGがあるのかは、こちらのリンクをご覧ください。

 

【ホスト会】

JCFN オフィスにて、関東のSGリーダーと3ヶ月に1回美味しいデザートを食べながら報告会を行ってます。

ぜひSGにリーダーとして関わりたい方は、こちらにご参加ください。

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