7月15〜16日に町田にて行われたBBWIT18(Bridge Builders’ Whatever It Takesリーダーシップキャンプ)の参加者の証です。BBWITは全国で帰国者受け入れに関わる方々のためのキャンプです。
BBWITについては先月掲載されためぐみっくすの記事もぜひご参考ください。
BBWIT18参加の証
小林拓馬
あ、自分たちにもできるんだ。やってみたい。そう思った。
BBWIT18の2日目、「受け入れセミナー」のセッションがあった。「受け入れセミナー」とは、いわゆる海外でイエスを信じた、「帰国者クリスチャン」の受け入れのために、その必要性などを訴えるものである。BBWITでは、参加者を3チームに分け、この「受け入れセミナー」を実際に行った。セミナーの対象者、シチュエーション、テーマ、タイトル、アプローチ、全ての設定を、グループが主体的に決めるのが条件だった。
時間が圧倒的に足りない。満足なものは、できないんじゃないか。はじめは、そう思った。準備できる時間は1時間だった。メンバーの中には、初対面の人もいた。本当に自分にできるのだろうか。不安になった。
しかし、それは杞憂だった。チームワークが、面白いほど機能した。アジェンダ設定が得意な人がいた。人に話をふるのが得意な人がいた。アイディアマンがいた。誰も知らない統計的な情報を持っている人がいた。話題がそれた時に、本題に戻す人がいた。マイクパフォーマンスに優れている人がいた。神様が、私たちの中心で働いてくださっているのを感じた。
発表は、成功だった。学生クリスチャンを対象の超教派の集会を想定した、楽しい模擬セミナーができた。1人に頼らず、全員がマイクを握って発表した。他の2チームも、その日に準備したとは思えないような出来で、驚いた。1時間の準備で、こんな発表ができるんだ。そう思った。
もちろん、本物のセミナーは、もっと時間も長いし、準備も入念なものが必要だろう。データの裏付けも必要だ。しかし、今回の体験は、自信になった。「あ、自分にもできる。やってみたい」率直にそう思った。同時に、「帰国者クリスチャン」へのサポートが、どれだけ必要か、再認識した。日本の教会が、くだらない内輪の事情や、プライドや、ジェラシーを乗り越えて、日本に帰ってくる生まれたてホヤホヤのクリスチャンたちを全力でサポートできたら、きっと新しい力になるだろう。
そのためにも、まずは畑を耕さなければならない。自分も、傍観者にならず、鍬を手にして、この畑を耕したいと思った。同じ思いを持った仲間が、2、3人集まれば、すぐにでもセミナーができる。今回のBBWITの「受け入れセミナー」セッションは、すぐに行動したいと思えるキッカケとなった。何より、チームで一緒に準備することによって、キリストのからだの働きを実体験できたのは、神の力に頼る原動力となった。
キリストによって、からだ全体は、あらゆる節々を支えとして組み合わされ、つなぎ合わされ、それぞれの部分がその分に応じて働くことにより成長して、愛のうちに建てられることになります。(エペソ人への手紙4:16)