オレゴン州での日本人宣教について

JCFN 北米協力主事の佐伯良樹です。オレゴン在住18年目、JCFNの働きは8年目を迎えています。オレゴン州ポートランドは人口、全米でも常に住みやすい街、住みたい街の上位にランクインしています。州全体の日本人の人口は約7000人。Portland メトロと呼ばれる、Portland市、Beaverton市、Hillsboro市、またワシントン州のVancouver市に日本人人口のほとんどが集中しています。

日系企業も多く進出しており、昨今は企業から派遣される駐在員も増加傾向にあります。

気質でいうと、非常にリベラルな風土で有名で、日本でも広まっているDIYカルチャーの中心地とも言われます。

この街に住んで18年になりますが、最近は人口の増加に伴い、急速な都市化が進みポートランドが持つ魅力、大自然が少しずつ減っていく姿を見るのは寂しい思いもあります。

現在Portlandメトロと呼ばれる地域には、日本語で礼拝をもっている教会が4つありますが、都市の規模や日本人人口を考えると決して多いとは言えない数字です。またISIをはじめとする留学生への伝道を行っている宣教団体や、ホームステイプログラムを通したミニストリーも盛んです。 日本人留学生も一時の急激な減少傾向が落ち着き、短期留学や交換留学の学生にも、様々な形で福音を知るきっかけとなるような伝道が行われています。

そんな中、2017年には第1回目のRJCカンファレンスがオレゴンで開催されました。(RJC はReaching Japanese For Christの略で、北米に住む日本人宣教に重荷を持つ人々のネットワーキングやシナジーを作り出す場を提供しています。https://rjcnetwork.org/を参照。)

各教会やミニストリーが共に集まり、祈り、同じ宣教のビジョンを確かめ合うことで、今後この街で主ご自身が願っておられる働きをどのように進めていくべきか?大きな希望とチャレンジを同時に受ける時でした。その後、日本で長きに渡って宣教として奉仕され、引退後故郷に戻ってこられたStollerご夫妻を中心に、働き人の間の交わりとネットワークが少しずつ広がってきています。

今後ポートランドの街も大きく変化していくと見られています。しかし、変わることのない神の国の良き知らせを必要とする日本人がいる限り、この働きは続いていく必要があります。

主が始められたこの良き働きが、祈りの中で前進していくことを願います。

北米協力主事 佐伯良樹

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