先日、めぐみっくすが報告として書いてくれたBBWIT19について、参加者のおひとりが証を書いてくださいましたので、掲載します。
ビジョンを通して本質に戻ること
横尾恵美ダーン
今回のBBWITは初めて参加させていただきましたが、この短い時間を通して、「主はすべてをご存知であるお方」ということを体感させられました。「ビジョンにコミット」というテーマを知ってから、参加にあたっての唯一の祈りが「個人的なビジョンが与えられますように」というシンプルなものでした。個人的なビジョンという考え自体が、自己中心的なのではないかという不安もありましたが、BBWITの終わる頃には、その不安も吹き飛ばされた経験が、私のこれからの生き方を変えていったと思います。
一つひとつ丁寧に準備されたプログラムの内容がすべて違う観点から「ビジョン」について教えられたのですが、個人的なビジョンというもの自体、「神様のビジョン」と「ミニストリーのビジョン」がベースにあってこその内容なので、決して自己実現の欲求を満たす自己満足の領域ではないことが最初に分かりました。最後のワークショップで「自分の墓石に書いてもらいたい言葉(自分の生き様)」を書く作業を通して、自分のビジョンが確立されていきました。
そのビジョンは「神様が私を作ってくださった本来の姿を生きる」です。言い訳をして使わずに逃げてきた自分の賜物や、神よりも人を恐れて萎縮していた心に気づかされました。でも、詩篇139:16を通して自分の過去を振り返る時間が与えられ、そこで神様がされることの中には何一つ無駄もないことに気付かされ、今までの人生もこれからの人生も、導いてくださる揺るぎない事実を改めて噛みしめることができました。
もっと具体的なビジョンを想定していただけに、「こんなので良いのか?これは神様を第一にしていることになるのか?」という疑問は当初ありました。しかし、よく考えてみると、とても具体的な生き様がその中に描かれており、このように生きるためにこそ、神との関係を第一にする必要があることに気付かされました。私を創造してくださった方を知らずして、生き方を勝手に編みだすことができないからです。
BBWITが終わってからも実を結んでいることが一つあります。BBWITで学んだIBS(帰納的聖書研究)方法を、現在スモールグループで使っており、ほんの数節の御言葉から驚くべき深みまで行けることに毎週感動を覚えています。同じ横浜スモールグループの姉妹とBBWITの時間を共有できたこともとても感謝なことでした。
主は私が生まれて1日もたたない内に、このBBWITの参加のこともご存知であったこと、そしてそれまでの歩みを何一つ無駄にされなかったことが、神様の大きな愛の現れなのかなと思います。これからの歩みを、与えられたビジョンを心に留めながら、確立して行きたいと願わされます。