錦織咲(ニュージャージー州在住)
「こういうわけですから、もしキリストにあって励ましがあり、愛の慰めがあり、御霊の交わりがあり、愛情とあわれみがあるなら、私の喜びが満たされるように、あなたがたは一致を保ち、同じ愛の心を持ち、心を合わせ、志を一つにしてください。何事でも自己中心や虚栄からすることなく、へりくだって、互いに人を自分よりもすぐれた者と思いなさい。自分のことだけではなく、他の人のことも顧みなさい。あなたがたの間では、そのような心構えでいなさい。それはキリスト・イエスのうちにも見られるものです。」(ピリピ人の手紙2:1−5)
WITのプログラムで奉仕してくださった方々が、コミュニティのリーダーとして成長するためのワークショップをリードしてくださいました。また奉仕の経験の証しを聞かせてくださいました。イエス様のように謙遜でへり下ったリーダーになるために、社会的に認められるようなリーダーではなく、神様が私たちをみて喜んでくださるリーダーになることが、語られ、また考えさせられました。
わたしは現在、NJの州立大学で勉強し、生まれる前から通っている日本語キリスト教会と東海岸のユースや大学生向けのミニストリーで奉仕をしながら歩んでいます。具体的には、NJ/NY地域にいる日本人、日系アメリカ人と繋がって伝道したいという気持ちを持っています。
今年のCentral Conferenceでは、栗栖先生がイェス様がもし今の時代の社会の中におられたら具体的に誰の隣人になっていたかと語ってくださいました。それから、わたしは誰の隣人になるべきか、考えてきました。するとわたしの周りに一番イェス様を必要としている方々の顔が浮かんできました。そして、今回のWITを通して、気が合わないかもしれない、友達になりやすい人でもないかもしれない、でも、神様の愛が必要としている、そういう人にイエス様が近づいて愛を表していたように、わたしも歩みたいと思いました。わたしもへり下り、自分のプライドを捨てて、キリストの愛を中心とした生き方をクリスチャンコミュニティでも、そうでないコミュニティでも生かしていくためにどのようにすべきなのか、WITを通して、たくさん学ぶことができました。
まだ、これからも勉強して学んでいくこともたくさんあると思いますが、WITで出会えた仲間とスタッフと共に祈る中で、深く神様に語られました。ミニストリーは、自分の努力ではなくて、ただ神様の恵みと愛によって、感謝と喜びを持って捧げるものなのだ。そして、自分の足りないところや弱さには関係なく、必要としている仲間やニーズを神様が与えてくださるのだと。新しいコミュニティを建てあげていく中で、すべてのプロセスにおいて、神様を求めていくことによって、大きな恵みが注がれていく事を期待します。