R35+ミニストリーの証

ミニストリーに関わって神様が与えてくださった祝福

中村阿加那

2016年、私は35歳の時に短期留学中だったカナダ(トロント)で救われ、帰国しました。帰国後すぐにJCFNのスモールグループにつながったことがJCFNとの出会いです。その後東京で開催されているGiFTのイベントやECに参加させて頂き、そこでたくさんの出会いに恵まれました。しかし私よりも少し若い世代の方が多く、みんなとても気さくに話しかけてくれるものの、どこか自分で一線を引いてしまって彼らに馴染みきれない自分がいました。分かち合いをしても分かち合いきれない何かが心の中にありました。その後神学校に導かれて生活が変化したこともあり2~3年ほどJCFNのSGや集会からは遠ざかっていましたが、昨年GRCに参加した際に、地域別ネットワークで同じグループになったメンバーが皆40代以降の「おとな」な姉妹たちで、「GiFTのお兄さん・お姉さん世代のミニストリーがあってもいいんじゃない?」という話になりました。そして、35歳以上の帰国者・帰国者に思いのある方々を対象とした「R35+(up)」が立ち上がりました。ネーミングの由来は、「年齢的に上(up)な私たちだけれども、さらにその上におられる神様をともに見上げていこう(look up)」という思いからです。ミニストリーの御言葉としてマタイ11:28 「すべて疲れた人、重荷を負っている人はわたしのもとに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。」 が示され、3ヶ月に1度、スモールグループでの分かち合いをメインに集まっています。

ミニストリーが始まる時にリーダーを立てる必要があり、私がその役に入ることになりました。初めての経験です。私はリーダーという器の人間ではなく、自信がありませんでした。けれど、GRC期間中に私は神様が日本全国に散らばって孤独で寂しい思いをしている帰国者に手を差し伸べたいと強く思われていることを感じたことを思い出して、神様の呼びかけに応えたいと思いました。R35+の初めてのイベントの時、「どのくらいの人が参してくれるだろうか。この集まりは本当に必要とされているのだろうか。本当に神様の導きだったんだろうか。」と不安になりました。しかし、参加してくださった方々がスモールグループを終えてメインセッションに戻ってきた時のなんともスッキリした笑顔を見た時に不安は取り除かれ、参加者の方々から「参加してよかった」「恵まれた」「こんな場所が必要だった」「これからも続けていってね」という感想を聞いた時に「あぁ、やっぱり神様だったんだなぁ」と知り、言葉に表せない喜びが込み上げました。この喜びはこれまで一参加者としては感じたことのない喜びでした。

30代半ばで救われて、私よりも若くキラキラと輝くクリスチャンを見て「神様はどうしてもっと早くに救ってくださらなかったのだろう。今から一体何ができるんだろう。」と神様に文句を言ったこともありました。神様はこの呟きを聞いておられたのか・・今の私/私たちだからこそできる神様の働きに導いてくださったことに驚いています。神様はすごいです。このミニストリーの初めから今までずっと、これが神様のものであるということを感じています。私は高慢なところがあるので人に褒められたり成功すると自分の力だと思う傾向がありますが、このミニストリーに関しては「自分/自分たちがやっている」とは思わないので不思議です。「神様、これはあなたのミニストリーです」と嘘偽りなく祈りの中で言えること、これが神様がこのミニストリーを通して与えてくださっている祝福だと思います。同時に、神様の働きに参加させていただいているという実感と喜び、そして神様が人を回復させてくださる様子を見る喜びを知ることができたのもこの上ない祝福だと感じています。このミニストリーを通して神様がさらに多くの「おとな」な帰国者・帰国者をサポートしてくださっている方々を癒し、励まし、神様のもとへ引き寄せてくださることを願っています。すべてのことを主に感謝して。

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