引き立て役

ゴールデンウィーク中、5月3日に家族と一緒に久々のお出かけをしました。新宿にあるSOMPO美術館で「シダネルとマルタン展」が開催されていて、子どもたちの要望もあり、美術鑑賞というゆったりした時間を過ごしてきました。「シダネルとマルタン展」とは別に、SOMPO美術館で常時展示されている有名な絵画があります。ゴッホのひまわりです。それも是非みてみたいと思い、ワクワクしながら美術館へ向かいました。

「シダネルとマルタン展」をじっくりと時間をかけながら鑑賞し、最後に展示してあったのがゴッホのひまわりです。目の前で見るのは初めてでした。まず、その大きさに驚かされました。そして、肉眼で見た方が一層絵の躍動感が伝わってきました。

もう一つ目を奪われたものがありました。ひまわりが収められている額縁です。

これほどまでに印象的な額縁は、展示されていた他の絵画には使われていませんでした。この額縁だけで一つの完成された作品だと感じました。ところが、もう一度額縁を含めた絵全体を眺めた時に、意外なことに気付かされました。とても印象的だと思われた額縁は、収められている「ひまわり」を邪魔することなく、むしろ、「ひまわり」の躍動感を一層引き立てているのでした。

イエス様は、すごいお方です。その方のために、自分が前に出ることなく、イエス様の栄光だけを求めて歩んでいきたいと思っていたのですが、その歩み方が間違っていることに気づきました。イエス様を引き立たさるために、控えめ姿勢になっていた自分に気付かされたのです。

イエス様の凄さ(栄光)を引き立たせるためには、この額縁のように、一つの完成された作品になることを目標としなければならないのです。少しでもイエス様をひきたたすことができるような作品として、日々つくりかえられていきたいと願わされています。

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