あかりん月報 11月

散歩をしていると、見渡す限り秋色をしてきましたね。皆さんは、秋といえばどんな物が思い浮かびますか?私は、イチョウ並木ですかね。今までは全面黄色の景色が素敵って思っていましたが、実際慣れてくると、視覚よりも臭覚が気になってしまい、耐えられなくなってしまいました。すべてを含めて秋らしいなって思います。

そんなこんなで、私が今月お届けしたいのは、秋の過ごし方についてです。

食欲の秋、運動の秋、読書の秋、と『○○な秋』にちなんで、『あかりんの秋』と題して今月号をお送りしようと思います。

と言いますのも、台湾は秋らしい秋がなく、この秋シーズンにすることを書くだけでは尺が持たないので、私が経験した台湾・日本両者での秋を語っていきたいと思います。

そもそも、台湾は秋だけではなく、四季が存在しません。年中夏、ときに秋といったような、季節を感じることがほとんどありません。なので、自然の四季の変化を楽しむことは不可能に近いのです。しかし、月行事はたくさんあり、シーズンによっては日本と同じように季節の風物詩を楽しむこともあります。

例えば9月に遡りますが、『中秋節』という、日本では「中秋の名月」といって満月を楽しむように、台湾でもこの月の満月は特別なのです。

この時期は連休になり、親戚中が実家に集まって一緒にすごくとても大事な一大イベントなため、交通機関を始め、お店も営業時間にも影響が及ぶこともあります。

特に面白いのは、この中秋節ですべてと言っていいほど家庭で楽しまれるのが

『バーベキュー』です。なぜ??となりますよね。これは、台湾国民が大手食品会社の戦略にのってしまったことが由来でした。

バーベキューソースの広告が一気に食欲をかきたてる内容で、話題を呼び、この連休に限らず、このシーズンはどこでもバーベキューを楽しむようになりました。

なので、この時期に台湾に行くと、お店の前でもバーベキューをしていたりしているので、招いてくれるかもしれません!

さあ、一方で、日本に帰ってきた私が体験した秋は、全く雰囲気の違うものでした。

まず、いつも通っていた街並みがガラッと様変わりしたかのように色が落ち着き、昼間も涼しい風が吹くようになりました。特に、焼き芋の香りや、栗など、まさにこれが「秋の食」といったようなものが、スターバックスの新商品だったり、コンビニスイーツにも季節を感じるようになりました。また、今年、日本に慣れてきたからか、ようやく食欲の秋と言われるほどの理由がわかるくらい、食欲が急激に上昇しました。おかげさまで、体重も急上昇です。

と、とにかくどこにいても充実して楽しく日々をすごしています。皆さんにとっての、秋はどんな秋でしょうか?

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