(コロナ禍前の定期集会)
東海地域帰国者集会(Inspire-union=インスパ)の西迫佳子です。インスパは、2015年に発足から10年を迎え、2025年には20年を迎える、JCFNの地域集会としては老舗の集会です。私がインスパに関わるようになったのは、2015年の10周年の集会を行う少し前だったように思います。発足当時から関わって来られたリーダーやコアスタッフのメンバーも緩やかに入れ替わりながら、当時は月に一度、土曜日の午後に名古屋市内の教会を会場に定期集会を持っていました。しかしながらコアスタッフたちそれぞれのライフステージの変化に伴い、月に一度の定期集会の企画・運営を継続することに難しさが生じてきました。そこで、メンバーが集いこれからのインスパの方向性を祈り、意見交換をしました。月に一度の定期集会は、2~3ヶ月に一度の不定期集会になりました。人の目から見れば縮小され、後ろ向きに見えるかもしれませんが、集会の規模ではなく地域の帰国者たちの拠点として、「できる人ができることをできる時に」仕えていこうと、寧ろ前向きなターニングポイントになったように思います。不定期集会では、たこ焼きパーティーや、映画会など緩やかな交わりを持ちながら、互いにたまに顔を合わせる喜びがありました。
(オンライン集会)
定期集会から不定期集会に移行してしばらく経った頃、世の中は新型コロナウィルスの感染拡大により、人と人とが直接会うことを阻まれるようになりました。不定期集会はオンラインでの集会に切り替わりました。不定期ではありますが90分から120分ほどのオンライン集会のプログラムを企画し、奉仕者を立てて運営していくことも、コアスタッフたちの更なるライフステージの変化の中でますます難しくなってきました。
“これからのインスパを神さまがどのように用いて導こうとされているのか” このことをコアスタッフ一人ひとりが今後の奉仕の継続も含め祈る期間を持ちました。同時にある姉妹の「毎月30分限定で、インスパのことを祈ろう。」という提案で、「ちょこっと祈り会」が始まりました。Zoomを用いて毎月第2日曜日の夜に30分限定で、(たまに延長しますが…笑)主がインスパをどのように導き、用いようとされているのか祈り求めています。集まる人数は毎回10人にも満たないですが、お互いのことやこの地域の帰国者のこと、帰国者ミニストリーそのものについても一緒に祈っています。少人数だからこそ深い交わりと祈りの時が持てているように思います。
(コアミーティング) (祈り会)
2022年1月から始まった「ちょこっと祈り会」は、主の導きにより毎月休むことなくこれまで継続されています。関わるコアスタッフは現在2名となりました。インスパの働きに加わる人が起こされるようにと祈り求めつつ、「できる人ができることをできる時に」は今も変わらず、その緩さがあるからこそ継続できているのではないかと思っています。一時はインスパの存続そのものも不透明な時期がありましたが、今こうして「ちょこっと祈り会」という形で東海地域の帰国者ミニストリーとして存続が許され、その歩みは主によって確かに導かれていることを思います。
小さな小さな祈り会ですが、その中心に主がいてくださり、ともに祈ることの祝福を受け取りながらこれからも豊かに導かれるよう願っています。